治療効果が見込めない精神患者は入院できない?
厚生労働省は、精神科病院の入院について、強度行動障害の人など治療効果の見込めない人を将来的には対象外とすると示しました。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) September 15, 2025
入院は無理、施設も無理というのなら親が面倒をみるのでしょう。しかも服薬で行動を抑えるのが問題というが、生きやすくなるのが問題ですか?https://t.co/Nk7cnXoc2M
治療の効果が見込めない人は精神科入院できないかも?!
❚ 治療効果が見込めない精神患者は入院できない?
9月15日の福祉新聞の記事によりますと、
厚生労働省は8日、精神科病院での入院について、強度行動障害の人など治療効果の見込めない人を将来的には対象外とする考えを「精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会」に示した。
精神科病床が今後減ることを想定し、入院は急性期の患者か、急性期を越えても早期退院を目指す患者を中心とする。強度行動障害の人など慢性期に当たる患者の入院については「障害福祉や介護保険のサービスによって地域や施設の対応力を高めることにより適正化していく」とした。
厚生労働省は、治療しても効果が見込めない精神病患者の入院を制限したいそうです。
精神科に入院している患者さんのなかには、年単位の長期入院になっている人がいます。
それこそ一生入院という人も。
こうした現状をなんとかしたいと国は考えています。
まが、精神科へのケアの中身として医療の色が強くなりすぎることへの懸念は複数上がっています。
強度行動障害の人に対し、服薬で行動を抑えることはかねて問題視されています。
うーむ、どうしたらいいでしょうね。
薬で行動を抑えることは良くないのでしょうか?
❚ 地域で支えられる?
精神科への入院が急性期症状に限るようになれば、
多くの精神科患者さんは地域で暮らすことになるでしょう。
国は訪問看護を中心にケアをおこないたいそうですが、できるの?
訪問看護って30分とか1時間とかですよ。
他の時間はどうするの?
しかも、薬で行動を抑えることは良くないんでしょう?
どうやって困った行動を抑えるの?
親が面倒をみることになるのでしょうか。
年老いた親が面倒を見続けることになるのでしょうか。
その親が亡くなったらどうするの?
いろんな問題が考えられます。
たしかに、イタリアなどは精神病患者さんは入院ではなく地域で暮らしています。
でも日本はどうでしょうか。
国民性や文化や歴史的背景が違うので、日本では難しいのではないでしょうか。
はてさて、どうなることやら。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
nice!です!
精神疾患には詳しくないですけど、入院してプロのケァも必要ですよね。
地域で面倒見ろって、誰がどうやって?