認知症が進んでも車いすのブレーキは解除できる
どんなに認知症が進んでも、車いすのブレーキを解除するということはできるもんだ。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) June 8, 2025
これは不思議ですね。
❚ 認知症が進んでも車いすのブレーキ解除はできる
認知症といっても、程度は人それぞれ。
かなり病気が進行している高齢者でも、
車いすのブレーキを解除することはできるんです。
今日が何月何日かわかりません。
ここがどこだかわかりません。
さっき食べた食事を忘れています。
さっきトイレに行ったことも忘れています。
会話がつじつまが合いません。
でも、乗っている車いすのブレーキレバーを押して、
ブレーキ解除し、車いす自走をするのです。
ブレーキ解除はたいていの認知症患者さんができます。
❚ 長年現場にいると不思議なことがある
かなり認知症が進行している人でも、
車いすのブレーキを解除することはできます。
不思議ですが、こういう光景をよく見ます。
「他のことは全部忘れちゃうのに、なぜか車いすのブレーキを解除することだけはできるし、覚えているんだよね」
こういう話は、看護師だけでなくリハビリスタッフからも聞こえます。
逆に車いすのブレーキをかけることはしませんね。
レバーを動かしているときに、たまたまブレーキがかかることはありますが、
そうすると、自分でブレーキ解除されますね。
やっぱり解除はしますね。
あと、必ず「タクシーで帰る」と言われます。
自宅の住所を忘れて言えないのですが、
お金も持っていませんが、
「タクシーで帰る」ということは、皆さん言います。
これはほんと入院している認知症患者あるあるです。
なぜみんなそうなのか?は、分かりませんが、
現場のスタッフは慣れているので、対応はうまいです。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
niceです。
やっぱり本能的に前へ進みたいという意思が働くんでしょうか。
不思議ですね。頭で覚えていると言うより体が覚えているのでしょうね。