意思疎通ができる幸せ

病院にいると、意思の疎通ができなくなった人をよく目にするので特にそう思うのかもしれないが、話す相手がいる、答えてくれる人がいるって、本当はすごいことなんだと思う。これ、忘れがちなんだけどね。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) September 4, 2024
当たり前のようですが、これが幸せなんですよね。
◆ 意思疎通ができる幸せ
病院にいますと、意思疎通ができない多くの患者さんをみます。
たいてい、ある日突然そうなるのです。
「あのね」
「なあに」
このような他愛もない会話ができるって、本当にすごいことです。
なんでもない会話ができることって、奇跡なのかもしれません。
単に会話ができないということではなく、
視線が合わない、
まったく反応がない(ように見える)、
本当に植物人間のような状態、
このような患者さんを多くみてきました。
ある日、突然、意思疎通ができなくなるという現実を見てきました。
私たちが普段、何気なく行っていることこそ、奇跡なのでしょう。
◆ もっと話しておきたかった
ボクの父親はもう亡くなりましたが、
脳卒中を2回、パーキンソン病、腎不全で透析と、
病気のデパートのような人でした。
最後の2年は、まったく意思疎通ができない状態でした。
会話ができない、目線も合わない、
父親はいったい何を想いながら2年を過ごしたのか…。
私の父親だけでなく、
看護師として病院勤務をしていますと、
同じような状態の人はたくさんいらっしゃいます。
たいていの場合、突然、意思疎通ができなくなります。
だからこそ、日々のなにげないことを大切に生きていただきたいと思います。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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