意思疎通ができる幸せ

27756922_s.jpg






当たり前のようですが、これが幸せなんですよね。


◆ 意思疎通ができる幸せ



病院にいますと、意思疎通ができない多くの患者さんをみます。

たいてい、ある日突然そうなるのです。


「あのね」

「なあに」

このような他愛もない会話ができるって、本当にすごいことです。

なんでもない会話ができることって、奇跡なのかもしれません。


単に会話ができないということではなく、

視線が合わない、

まったく反応がない(ように見える)、

本当に植物人間のような状態、

このような患者さんを多くみてきました。


ある日、突然、意思疎通ができなくなるという現実を見てきました。

私たちが普段、何気なく行っていることこそ、奇跡なのでしょう。


◆ もっと話しておきたかった



ボクの父親はもう亡くなりましたが、

脳卒中を2回、パーキンソン病、腎不全で透析と、

病気のデパートのような人でした。


最後の2年は、まったく意思疎通ができない状態でした。


会話ができない、目線も合わない、

父親はいったい何を想いながら2年を過ごしたのか…。


私の父親だけでなく、

看護師として病院勤務をしていますと、

同じような状態の人はたくさんいらっしゃいます。

たいていの場合、突然、意思疎通ができなくなります。


だからこそ、日々のなにげないことを大切に生きていただきたいと思います。



それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



IMG_1724-removebg-preview.png

ふるたによしひさの発信は、こちらもどうぞ。
X(旧Twitter)のフォロワーさんが7,000人を超えました。


YouTubeおしえて!看護師よしひさ先生 
 ↑チャンネル登録者数1000人超えました。




この記事へのコメント

ふるたによしひさ

職業:
看護師
メールアドレス:
zyoshikyotoarasiyama19991009@gmail.com
一言:現役看護師だから書ける現状を発信
兵庫県生まれ。

神戸学院大学法学部卒

脳神経外科、SCU、回復期リハビリテーション


【資格】

看護師

認定看護管理者ファースト、BLS・ACLS

医療的ケア教員、認知症ケア専門士、看護協会認知症サポートナース

うつ病にさせないためのアドバイザー、高齢者入浴アドバイザー


読者メッセージを送る

カテゴリ